単著が出版されます。

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久しぶりの投稿です。

この度、青弓社より初めての単著が出版されることとなりました。

//////////書誌情報//////////

『歴史修正主義とサブカルチャー   90年代保守言説のメディア文化』
倉橋 耕平(著)
四六判  240ページ 並製
定価 1600円+税
ISBN978-4-7872-3432-2 C0336
奥付の初版発行年月 2018年02月
書店発売予定日 2018年02月28日
登録日 2018年02月03日

 

//////////青弓社による紹介文//////////

「メディアにヘイトスピーチやフェイク・ニュースがあふれ、「右傾化」が懸念される現代日本。「歴史修正主義(歴史否定論)」の言説に対する批判は、なぜそれを支持する人たちに届かないのか。

歴史修正主義を支持する人たちの「知の枠組み」を問うために、歴史を否定する言説の「内容」ではなく、「どこで・どのように語られたのか」という「形式」に着目する。現代の「原画」としての1990年代の保守言説を、アマチュアリズムと参加型文化の視点からあぶり出す。

「論破」の源流にある歴史ディベートと自己啓発書、読者を巻き込んだ保守論壇誌、「慰安婦」問題とマンガ、〈性奴隷〉と朝日新聞社バッシング――コンテンツと消費者の循環によって形成される歴史修正主義の文化と、それを支えるサブカルチャーやメディアの関係に斬り込む社会学の成果。」

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単著化まで長い時間がかかってしまいましたが、これまでの研究をまとめ、1冊の本として編集したものが本書です。それぞれ違う時期に書いていることもあり、若干読みにくいところがあるかもしれません。

本書は一応学術書の体裁を採っています。ですので、そうした学術書に関心のない方にオススメの読み順は、「はじめに」「おわりに」「1章」「2~5章」の好きなところから、というのが良いのではないかと思います。「序章」は研究背景と研究の枠組みについての話ですので、読み飛ばしていただいても構いません。

細かな補足などはまた後日暇をみつけて更新していこうと思います。

書店やwebストアで見つけたら、手にとってみてください。よろしくお願いします。

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